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コラム 2025.10.19
オリンピック記念1000円銀貨の詳細
当時は金融機関の窓口で、両替することによって引き換えが行われました。
引き換え開始と同時に多くの人が窓口に殺到し、すぐに在庫切れとなるほどの人気でした。
直後からプレミア価値がつき、貨幣商などでも高値で販売されるようになりました。
この成功をきっかけに、1970年の大阪万博など他のイベントでも記念貨幣が次々と発行されるようになり、日本では記念貨幣の収集文化が広がっていきました。
ちなみに、ちょっとした裏話です。
政府はこの銀貨を1,000円で販売していましたが、素材と製造コストを合わせても400円程度。
つまり1枚売れるごとに約600円の利益が出たわけです。1,500万枚発行したので、なんと約90億円もの利益が生まれ、それがオリンピックの運営費に充てられました。
まさに国民参加型の資金調達だったわけです。